目の病気

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その他の目の病気や症状など

Other eye diseases

メガネについて

Q1

遠近両用メガネを使っています。最近会社でデスクワークをしていると目の疲れと肩凝りがするようになりました。なにか対処法はありませんか?

A1

遠近両用レンズは遠くから、中間、近くを見るように設計はされていますが、その分中間部と近くを見る部分が狭く、あごをだして見るようになっているので、長時間のデスクワークにでは疲れてしまうと考えられます。 そこでお奨めしたいのが「近用作業距離で視野が格段に広いデスクワークなどの近用専用レンズ」です。(近近レンズとも言われております) このレンズは前習いした距離から手元までを広く見えるように設計されていますので、デスクワークが楽になり、目の疲れや肩こりなどが軽減できます。ただし、このメガネで外へ出かけたり、運転などはできませんのでご注意ください。 またそのほかに、室内専用レンズの中近レンズというのもあり、4~5mの距離から新聞を読む距離までを見るレンズですので、近近だけでは不便という方にはこちらのレンズがお奨めです。

Q2

レンズの寿命はどれくらいなんですか?

A2

レンズの寿命はだいたい1年半~2年といわれています。
レンズの表面には、キズや反射などを防止するためのコーティングが剥がれたり、クラック(ひび割れ)やひずみが生じます。クラックは60℃以上の高温によって引き起こされます。
最初は汚れ程度にしか見えなくても、レンズを拭くたびにクラックやキズからコートはがれが進み、目の健康を脅かすこともあります。意外と知られていませんがタバコも原因のひとつです。

Q3

自分の顔の形に合ったフレームの選び方ってどうすればいんでしょうか?

A3

1.顔のパーツの配置から選ぶ
フレームの上のラインが眉のカーブに、下のラインが顔の輪郭に合っていたら、それこそが似合うメガネの黄金比。顔のかたちにしっくりと馴染んで、違和感を与えません。

2.顔の大きさにも注意
顔の小さい人は比較的何でも似合いますが、顔が大きめの方や肉付きの良い方はボリューム感のあるフレームをおすすめします。小さなフレームだと、余計に顔の大きさを強調してしまいます。きゃしゃなメガネの場合は、どこか一部分にボリュームのあるものを選ぶのがベターです。

3.横幅は合っていますか?
フレームの最大幅は、顔の幅に合っていますか?顔幅よりもフレームが大きいと、目が寄って見えてしまいます。 また、耳に掛かる部分「テンプル部分」がきつかったり、食い込んだりしていると頭痛の原因になります。一度かけてみて跡がつくようなら、ワンサイズ大きなものはないかどうか聞いてみましょう。

4.上下の高さは合っていますか?
あまりに上下幅が大きすぎるものは、鼻が低く見えてしまう可能性があります。

目の周りのけいれん

■ 目の周りのけいれん

『眼瞼けいれん』や『片側顔面けいれん』と呼ばれ、目の周りや顔面の筋肉が異常に緊張して起こります。放っておくと日常生活や社会生活に大きな影響を与えることもあります。

・眼瞼けいれん
眼瞼けいれんとは、何らかの原因で神経が障害され、脳から正しい指令が伝わらないため、目の周りの筋肉がけいれんを起こします。中高年の女性に多く、まれに20代の方にも起こることがあります。瞼がけいれんして目が開けにくくなり、不快感を感じるほか、瞬きがうまくできなくなります。

・片側顔面けいれん
顔面の筋肉の運動を支配する神経が何らかの原因で障害されると、自分の意志に関係なく顔面の筋肉が動き、けいれんを起こす病気で、特に中高年の女性に多くみられます。ほとんどの場合は顔の左右片側に起こり、目の周りだけでなく口や頬の筋肉がけいれんし、片側の顔面が引きつることもあります。

■ ボツリヌス療法

ボツリヌス菌がつくり出すA型ボツリヌス毒素(天然タンパク質)を有効成分とする薬で、ごく少量を緊張している筋肉に直接注射すると、筋肉がゆるみ緊張やけいれんがおさまります。
ボツリヌス菌を注射するわけではないので、ボツリヌス菌に感染するといった危険性はありません。
効果の高い治療方法ですが、病気を治すものではなく症状を抑えるために行うため、繰り返し治療を受ける必要があります。

■ 作用と効果

注射した筋肉とその周りにある筋肉にしか作用しないため、注射をした筋肉とその近くの筋肉だけの緊張を取り除きます。
2~3日してから徐々に効果が現れ、3~4ヶ月持続します。
治療効果を維持するために、効果がなくなったら再度治療を行います。

飛蚊症

■ 飛蚊症とは

字の通り蚊のようなものが視界に飛んで見える症状ですが、人によっては蚊や虫が飛ぶように見えたり、ゴミが飛んで見えたり、ススが飛んで見えるなど見え方に違いがあるようです。
このような症状は、白い壁を見たり青空を見たときにはっきり感じられ、視線を動かすと同時に動きます。

■ 飛蚊症の原因

主に加齢(老化)に伴う現象ですが、近視の人は若くても自覚することが多くあります。 生理的なもので問題のない場合(生理的飛蚊症)がほとんどですが、ときに思いがけない病気が原因となっていることがあります。

■ 生理的飛蚊症

加齢による硝子体の萎縮により後面が網膜から剥がれて濁りとなり、明るいところを見たときにその濁りの影が網膜に映ります。
この場合は治療の必要はなく、飛蚊症自体は完全に消えることはありませんが、慣れれば特に問題はありません。

■ 飛蚊症を自覚する重大な病気

なかには次のような重大な眼の病気が原因となっていることもあります。

・網膜裂孔・網膜剥離
網膜に穴が開いてしまったり(裂孔)、剥がれてしまった状態(剥離)により、しばしば飛蚊症を自覚します。

・硝子体出血
糖尿病や高血圧、外傷などが原因で硝子体の中に軽度の出血を起こした場合、飛蚊症として自覚されることがあります。

・ぶどう膜炎
一部のぶどう膜炎では硝子体に濁りを生じるため、飛蚊症を引き起こします。

飛蚊症を初期症状とする病気は、いずれも早期治療が重要です。見える『浮遊物』の数が急に増えたり、視力が落ちるようであれば、直ちにご相談ください。

花粉症

■ 花粉症とは

花粉が原因になって生じるアレルギー症状を総称して花粉症と呼ばれています。
花粉のなかでも、特にスギ花粉に対するアレルギーが最も多く、日本人の10~20%がスギ花粉症を持つとも言われています。
スギ花粉は天候や温度の影響を受けますが、岩手県では3月から4月がそのピークとなります。
スギ以外にも、夏にはイネ科、秋にはブタクサなどの植物が花粉を飛散させています。

■ 花粉症の症状

目の痒みや充血、異物感、目やになどのほか、くしゃみや鼻水などの症状が現れます。
花粉症では、毎年決まった季節に症状がみられることが特徴です。

■ セルフケアのポイント

なるべく花粉が体に触れないようにする工夫や注意が大切です。
・花粉の飛散の多い日は外出を控える。
・外出時は帽子やメガネ、マスクなどを身に付ける。
・ドアや窓を閉めて花粉の進入を防ぐ。
・衣類に付着した花粉を払い落とす。
・部屋の掃除をこまめに行う。

■ 花粉症情報をチェック

テレビやインターネットで花粉情報をチェックしましょう。

■ 花粉飛散量の多い日

・晴れまたは曇りで、最高気温が高い日
・湿度が低く、やや強い南風が吹く日